【体験談】大手個別指導塾の営業ノルマがきつい話

塾関係

こんにちは!

管理人のリョウです。

今回は私の勤務していた某大手個別指導塾での体験談になります。

主に塾の営業ノルマについてお話ししようと思います。

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塾業界へ就職

私は塾業界をあまり調べず就職しました。

(そもそもこれがいけなかったのですが…)

「人に何かを教える仕事がしたい」この思いのみで塾業界に入りました。

最初のころは副教室長として教室長の補佐をしながら、主に授業を担当していました。

勉強を教えることは苦手ではないため、この頃は何も苦にすることなく仕事に取り組めていたのです。

しかし、3か月後。

近隣の教室で教室長の欠員が出てしまい、急遽私が教室長としてその教室を担当することに。

そして、教室長となった私には様々な営業ノルマが課せられます。

教室長となれば主な仕事は教室の運営です。

売上も常に気にしなければなりません。

そして売上に直結する生徒数やコマ数に目標(ほぼノルマ)があります。

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私が苦痛だった営業ノルマ

私は次のノルマが本当に嫌でした。

ノルマ① 生徒数

ノルマ② 校門前チラシ配布

ノルマ③ 期別講習(夏期講習や冬期講習)コマ数

それぞれどんなノルマなのか紹介します。

ノルマ① 生徒数

生徒数のノルマは本当に苦痛でした。

私の担当した教室は人数が少なかったので、毎月ノルマに加え、「早く人数を増やさないと教室が閉鎖する」という圧力を常に上からかけられました。

売上も生徒数も増えない、なら君は何ができるの?

この教室が閉鎖したら今の生徒はどんな気持ちかな?

実際に社長から言われた言葉です。

もうね、精神ボロボロになりますよ…

それでも生徒数を増やすために友人紹介を生徒にお願いしたり、

保護者にも塾を探している人はいないか声かけしたり、

後述する校門前チラシ配りをしたり。

あらゆる手を使いました。

本当は口コミで生徒数が自然に増えるのが理想でしたが、そんなのんきなことはやっていられない状況でした。

気づけば生徒の成績より生徒数ノルマを考えてる。

そんな自分が嫌でした。

ノルマ② 校門前チラシ配布

校門前チラシ配布は門配とも呼びます。

下校の時間に塾の先生がチラシを配っているのを見かけたことはないでしょうか?

私はこれを多い時で毎週同じ学校で配布していました

なぜなら生徒数が増えないからです。

生徒数も少ないし暇だろ。

毎週門配行くように。

そのように上からは言われノルマとして毎週配布をしていました。

正直そこまでやるのは無意味としか思えません。

生徒の立場になったら、

あの塾、また来てるよ…

しつこい塾だなぁ…

と思ってしまいませんか?

逆に塾のイメージダウンになりますよね。

あと門配はノルマも苦手だったのですが、一番苦労するのが

〇チラシのゴミ拾い

〇チラシのゴミに対してのクレーム

です。

必ずと言っていいほどチラシは生徒の帰り道に捨てられます。

同封の鉛筆や消しゴムだけ抜かれ…

ゴミ拾いもしますがどうしてもすべては拾えず、地域の住民や学校からクレームも入ります。

結果、生徒数が増えるどころかクレームが増えました

生徒を増やすために行っているのに、クレームばかり増える。

それはもう悲惨でした。

ノルマ③ 期別講習(夏期講習や冬期講習)コマ数

3つ目は期別講習のコマ数ノルマです。

期別講習とは主に

〇春期講習

〇夏期講習

〇冬期講習

など学校が長期休みの期間に実施する授業です。

この授業数(コマ数)に対してノルマがあり、保護者面談で講習の提案をします。

そのうえ上からは

受験生は100コマ以上で提案すること

なんてことも言われました。

もちろんそんなに授業数が必要ではない受験生もいます。

しかし受験生は例外なく100コマ以上でとのこと…

これはノルマが云々とかではなく、

そこまで講習の必要のない家庭に意味のない提案をしなければならない

ということに心が痛みました。

ちなみに私の勤務していた塾では100コマで約40万円の追加授業料がかかります。

決して安い金額ではないです。

保護者面談となれば毎回上記のような高額な講習を提案するので私は毎回胃が痛くなり、

手を震わせながら面談をしていました。

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最後に

以上が私が大手個別指導で経験した苦痛なノルマです。

塾は学校と違い営利目的です。

売上がないと塾は存続できません。

しかしここまで売上にこだわり、きついノルマを課すのはどうかと思います。

売上も大切ですが売上やノルマを気にするあまり、生徒や保護者への対応が疎かになってしまう可能性があります。

生徒、保護者の満足度や地域からの信頼が得ることができれば、自然と生徒数や売上は増えるものだと私は考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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